日本テレビ「with MUSIC」の挑戦、そして番組終了の理由とは

日本テレビ「with MUSIC」の挑戦、そして番組終了の理由とは コラム

2024年3月〜2026年の3月まで、約2年間放送されていた「with MUSIC」。
当時、視聴率が低迷し音楽番組が減る一方の中、同番組がとったチャレンジ、そして番組終了の理由をまとめました。

番組の基本情報

  • 放送期間:2024年3月30日(SP放送)〜 2026年3月14日(最終回)
  • MC:有働由美子
    アーティストナビゲーター:松下洸平
  • 放送枠: 毎週土曜 夜放送

with MUSICが挑戦したフルサイズ

通常、音楽番組には尺(時間的制限)があるので、どのアーティストも1曲を短くさせられます。
イントロやギターソロを短くさせられたり、いきなり2番から歌わせられたり。
アーティストは正直、嫌だったと思います。
with MUSICでは、番組開始当初のコンセプトとして「アーティストや楽曲へのリスペクトを込めて、曲の魅力をカットせずにしっかり聴かせる」という点がありました。
アーティストは曲の意図をしっかり伝えられるし、ファンはフルサイズで聴けるので好評だったようです。
また、他の番組と比べて長めのインタビューによって、楽曲の裏側やアーティストの素顔を引き出していました。

なぜ打ち切り(終了)になったのか?3つの理由

番組の内容が好評だったのに終了した理由は3つ程あったようです。

土曜夜はファミリー向けが強い

土曜の夜は家族が揃って見れる番組(『イッテQ!』『世界一受けたい授業』等)が強い時間帯でした。 音楽番組は若年層の支持が得られる一方、ファミリー層や高年齢層からの視聴率を伸ばせなかったようです。

評価されづらい状況

視聴者の中心がITリテラシーの高い若年層なので、放送後や移動中にTVerで見る人も多くいました。 「何度も再生する」為、再生回数も伸び、SNSでも話題になる機会も多々ありました。
しかしスポンサーが評価する軸は「テレビ視聴者への宣伝効果」なので、評価されにくい状況でした。

豪華なセットや海外アーティストのコスト

1曲フルサイズでのパフォーマンスや豪華なスタジオセット、世界的なアーティストの出演など、クオリティを高めた反面、制作コストは非常に重かったようです。

以上のような理由で終了した同番組ですが、テレビとの相性の悪さ、テレビの評価軸が変わらない為、という理由に残念さを覚えます。
ネットで1人で見るよりも、家族や友達と見られる、ワクワクする音楽番組がもっと登場してほしいと思います。

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